2018年4月10日

学校派遣アウトリーチ事業

学校にドラマの力を!
えんげきワークショップはけん隊

●演劇ワークショップとは?

〜演劇の力でコミュニケーションを学びます〜

演劇ワークショップとは、子ども達のコミュニケーションの力を育むために、演劇の訓練で使われる「シアターゲーム」を応用したワークショップです。

表現や人前で話すのが苦手、初対面で上手く話せない、そんな子ども達こそ演劇という架空の空間を通じて表現や対話をおこない、コミュニケーションの基本を学びます。

〜自由な表現を通して想像力、共感力、感受性を育みます〜

演劇ワークショップでは、正解や間違いというものがありません。子ども達が表現したもの全てが「正解」。演劇的表現を通して自己肯定感を高め、自ら進んで取り組む姿勢を育みます。シアターゲームを楽しみながら人と人と関係、想いを伝える力、協力してひとつのものを作る力を育み、自由に発想して全身を使って表現することを体験します。

〜リーダーシップや、仲間との関係性のつくりかたを学びます〜

小学校高学年や、中学生となると友達との関係性やチームづくりに悩むことが多くなります。チームでひとつのプロジェクトを成功させるには何が大事なのか? 演劇では、価値観の異なる多くの人達が数ヶ月をかけて一つの作品作りを行います。そんな演劇を通して育まれたチームづくりのノウハウを、シアターゲームを通して楽しみながら学んでいきます。

●ワークショップの概要

・対象人数

学年やクラスごと 数名〜30名程度まで

・活動時間

              45分から120分まで 時間に応じて内容を組み立てます

・活動内容

              コミュニケーション能力アップ

              クラスづくりオリエンテーション

              リーダーシップ研修

              学校劇づくりサポート 

など、各学校に合わせたメニューを組み立てます

・活動場所

              多目的室や会議室など少し広めの教室

              (体育館はご遠慮ください)

・スタッフ

              アシスタント 1〜2名

●実施モデル案

▽合併した小学校でのクラスの雰囲気作りとして

合併した学校同士の子ども達のコミュニケーションのために、シアターゲームで楽しみます。

▽少人数学校のコミュニケーション能力アップのため

            シアターゲームを通じて、表現力やコミュニケーション                          を学びます。

▽中学校の生徒会のリーダーシップ研修会として

生徒会の立ち上げ時に、リーダーシップやチームワークを学びます。

演劇作品鑑賞

①『パブロとドラゴン』

余呉に伝わる悲劇「菊石姫」をもとに舞台化。ファンタジーの世界観の中に、少年とドラゴンの心の交流を描く友情ストーリーです。

【あらすじ】

ここは静かで小さな田舎町。村で一番ちっちゃいちっちゃいパブロはホラ吹きでお調子者。ある日、いつものホラが意地悪国王の耳に入ってしまい、さあ大変! どんな病でも治すという伝説のドラゴンの目ん玉をひっこ抜いてくると約束してしまった。

パブロが向かったその森に住むのは、美しい姿をしたドラゴン、ハティ。初めは恐る恐る近くパブロに、ハティは無邪気に声をかける。そんなハティに憧れ、いつしかパブロは森に通いつめることになった。ところがある日、パブロが森のドラゴンに会いに行っていることが王様に知れてしまう。はたして、パブロはハティの目玉を守ることができるのか。

・作品の概要

・対象学年

小学1年生 ○

小学2年生 ○

小学3年生 ◎

小学4年生 ◎

小学5年生 ◎

小学6年生 ◎

中学1年生 ◎

中学2年生 ○

中学3年生 ○

◎…特にオススメ

○…オススメ

対象学年は、1年生から中学生まで幅広く楽しんでいただけます。

・上演に必要な場所

体育館・・・ステージ、もしくは床にて

多目的室・・・演技エリアとして、幅5メートル、奥行き3メートルとれること

・対象人数 30〜200名程度まで

・上演時間 40分

・準備に要する時間  前日3時間、当日3時間程度

・後片付けに要する時間 1時間程度

・出演者 3名

・スタッフ 2名

・制作 まちなかえんげきワークショップfurico

②国友一貫斎劇『夢をまことに』

国友一貫斎をテーマに描かれた小説作品「夢をまことに」を原作に、いくつかのエピソードを交えた舞台作品を上演します。江戸時代の稀代の発明家、国友一貫斎の偉業や人柄を演劇作品を通じて間近に体験し、ものづくりや技術に人生を尽くし、地域の人々の生活を守ったその生き様を知ることができます。

一貫斎は、日本で初めて反射望遠鏡を作って月や太陽黒点を観察。またポンプで空気を圧縮することで弾丸を発射する気炮(空気銃)を開発しました。劇中では、一貫斎が小浜藩主酒井家の屋敷にて気炮を発射する場面や、犬山城主成瀬家の屋敷にて自作の反射望遠鏡を披露する場面を上演します。

・作品の概要

・対象学年

小学1年生 △

小学2年生 △

小学3年生 △

小学4年生 △

小学5年生 ○

小学6年生 ◎

中学1年生 ◎

中学2年生 ◎

中学3年生 ◎

◎…特にオススメ

○…オススメ

△…内容的に難しい

対象学年は、小学校高学年から中学生までを対象としています。

・上演に必要な場所

体育館・・・ステージ

多目的室・・・演技エリアとして、幅4メートル、奥行き3メートルとれること

・対象人数 30〜100名程度まで

・上演時間 35分

・準備に要する時間  前日3時間、当日3時間程度

・後片付けに要する時間 1時間程度

・出演者 5名

・スタッフ 2名

・制作 まちなかえんげきワークショップfurico

●実施モデル案

              ▽演劇ワークショップとセットでのプログラム

事前に演劇ワークショップで表現力やコミュニケーション力を学び、上演作品を観劇します。

              ▽演劇の舞台裏を知る「バックステージツアー」とセット

上演作品を観劇した後、演劇をつくるための要素、音響や照明、衣装や舞台美術などを、実際に目で見て体験していただきます。

              ▽講演会とセットでのプログラム

「地域で好きなことを仕事にするには」をテーマに、地元長浜で活発に演劇活動を行なっているfurico。地域で演劇活動はどうやって行なっているのか?なぜ地域で演劇を続けるのか?好きなことを仕事にするってどういうことなのか?地域に暮らす子ども達に向けたメッセージを語ります。